こんにちは、守銭道(@shusendo_info)です。
今回は話題のスマートスピーカー「Amazon Echo」と「eRemote mini」の設定方法と使い方を紹介します。


目次
未来的な生活をはじめました
「アレクサ、おはよう」、朝起きてスピーカーに話し掛けるだけで、照明とエアコンとテレビが付いて、天気予報やニューストピック、自分のスケジュールが音声で案内される。
そんな近未来のような生活を過ごしています。まるで、バックトゥザフューチャー2に出てくる、未来の生活みたいですよね。
一人暮らしなら、朝ギリギリまで寝て、起きたら「アレクサ、おはよう」というだけで、照明とエアコンを付けて、天気とニュースを読み上げながら、ゴミ出しの準備を整え、ニュースを読み終えるとテレビを付ける。
子育て世帯なら、子供を抱っこして出ていく時は「アレクサ、いってきます」ですべての家電をOFFにし、帰ってきたら「アレクサ、ただいま」ですべての家電をONにする。手を使わなくても家電が操作することはメリットが多いです。
“時は金なり”、時間を短縮し、余った時間でさらなる節約術をしたり、自己研鑽をした方がよほど生産効率が高まります。
必要な機器とサービス
必要な機器は、スマートスピーカー「Amazon Echo」と家電コントローラー「eRemote mini」です。
Amazon Echo(ペットボトルぐらいの大きさ)
eRemote mini(手に収まる程度の小ささ)
二つの機器と各種サービスの構成図は↓な感じです。
Amazon Echoは単体で、各種Webサービスと連携して、音楽やニュースを流したり、タイマーをかけたり、スケジュール登録をしたり、天気や付近のお店を調べたりできます。
今回はそれに加えて、eRemote miniを利用することで、赤外線で操作できる家電「テレビ」「エアコン」「照明」を音声で操作できるようにします。
当然ながら、Amazonのプライム会員(年会費3,900円)になっておくと、PrimeMusicで音楽を聴いたり、買い物をする際にもお得に使えるので利便性が高まります。
まだ、会員じゃない人はこの機会に入りましょう。では、次に購入から設定までの流れを紹介します。
Amazon EchoとeRemote miniの購入
このブログ記事執筆時点(2017年12月24日)では、Amazon Echoはまだ誰でも買える状態ではありません。
Amazonに招待メールの依頼をし、招待メールが届いた人のみ買うことができます。まだ、招待メールを送っていない人は招待メールを依頼し、届いていない人はもうしばらく待ちましょう。
ちなみに、招待メールは↓なメールが届きます。
ちなみに、Amazon Echoは3種類あって、ノーマル、Pro、dotがあります。
我が家はノーマル版を買いました。他2つとの違いは、Proは家の鍵やライト(hue)も操作したい場合に、別途Hubが必要になるのですが、そのHubが組み込まれた状態で利用できます。
我が家は家の鍵の開け閉めには使わないし、電気は赤外線でコントロールするのでノーマル版にしました。
dotはスピーカー機能がないので別途、Bluetoothスピーカー等が必要になります。
eRemote miniもAmazonで購入できます。
こちらは記事執筆時点(2017年12月24日)では普通に買えます。このeRemoteはAmazonのAlexa(アレクサ)に対応している家電コントローラーです。
Amazon Echoが無くても家電のコントロールはできるのですが、連携させることで音声による家電のコントロールが可能になります。
両方購入すると約2万円程度です。この値段を高いとみるか、安いとみるかは日々のストレス軽減、時間短縮によって得られる効果から判断していただければと思います。
Amazon Echoの設定
開封~電源ON
箱から出して、開封すると↓な感じです。本体、説明書、電源ケーブルのみです。部屋の中心付近に設置し、電源を入れましょう。
Amazon Alexaアプリのインストール
AppleストアやGoogle Playから「Amazon Alexa」で検索し、アプリをインストールします。利用料は無料です。
初期設定
アプリをインストールしたら、デバイスの新規追加で下記のような初期設定画面に従って、作業を進めます。
一つだけ注意点があります。Wi-Fiで5GHz帯で接続する場合、Amazon Echoは5GHzには対応していますが、W52のチャネルにしか対応していません。
実は5GHzのWi-Fiには大きく分けると、W52、W53、W56という3つのチャネル群があって、その内のW52にしか対応していません。
なので、Wi-Fiルータ等のチャネルを自動設定にしていると、Amazon Echoは接続できないことがあります。
その場合は、Wi-Fiルータの5GHzの設定で、チャネルを手動設定で、W52(チャネル:36,40,44,48のどれか)に設定しましょう。
ちなみに、この事象はAmazon Echoだけでなく、Fire TV Stick等の他のAmazon製品も同様なので、この機会に変更しておきましょう。
使い方ビデオの視聴~設定完了
全ての設定が終わると、使い方の紹介ビデオが流れるので、折角なので見ておきましょう。これで、Amazon Echoの設定は終わりです。
後は、Amazon Alexaアプリ側から必要なスキル(ニュースや買い物等)を自分で設定できます。
試しに、音楽を流してみたり、天気予報を調べてみたりしてみましょう。天気予報や周囲のお店を調べる場合は、Alexaアプリ側で住所を登録しておく必要があります。
eRemote miniの設定
機器の開封~電源ON
箱から出すと↓な感じです。本体とUSBケーブル(micro)と説明書のみです。
利用時には別途USBのポートが必要になります。テレビ付近であれば、テレビ本体のUSBポートから給電するのもアリですね。
eHomeアプリのインストール
次にスマホにeHomeアプリをインストールします。AppleストアやGooglePlayから検索してインストールしましょう。
注意点として、説明書にも記載がある「e-controlアプリ」はAlexaと連携できなくなるので、eHomeアプリで設定しましょう。
ユーザ登録~ホーム画面
アプリをインストールしたら、ログインもしくは会員登録をします。おそらくほとんどの方が会員ではないので、新規登録します。
注意点として、Facebook連携ではなく、メールアドレスによる新規登録をしましょう。Facebook連携ではなぜかAlexa連携できません。
デバイスの追加(eRemote miniと照明のみ)
会員登録が完了したら、ホーム画面の「デバイス追加」からeRemote miniと照明のみを追加登録します。
もし、eRemote miniを電源に繋いだときに、青色ランプが高速点滅していない場合は、リセットボタンを押しましょう。
我が家はこの状態だったので、リセットボタンを押しました。青色ランプが高速点滅していないと、初期設定はできません。
注意点として、ここではこの2つのみ登録します。
照明以外にテレビやエアコンも登録できるのですが、Alexaと連携するのであれば、ここでは照明だけにしておきましょう。
なぜなら、AlexaとeRemote miniの連携では、照明しか使えないのです(記事執筆時点)。
ただ、「じゃあ、音声操作できるのは照明だけで、テレビやエアコンは操作できないの?」と思われるかも知れませんが、大丈夫です。照明として登録して、名前を変えればテレビやエアコンも登録して、ON/OFFや音量調整等はできます。
ただ、現状ではテレビのチャンネルを変える等は音声操作ではできません。
eHOMEアプリのアプリでは全ての操作はできますが、Alexa連携で音声操作はあくまでON/OFFと単純な音量の上げ下げのみです。もちろんテレビや照明、エアコンの機種によって多少の違いはあると思います。
もう一つの注意点は、eRemote miniは2.4GHz帯のWi-Fiしか使えません。普段、家の中でスマホを5GHzで接続している方は、一旦設定を削除して2.4GHzに接続してから設定しましょう。
スマホとeRemote miniが両方とも2.4GHzでWi-Fi接続していないと、うまく設定できません。設定完了後は、スマホを5GHzに戻しても問題ありません。
また、Amazon Echoは5GHz、eRemote miniが2.4GHzを使っていても問題なく使えます。
※スマホを2.4GHzで接続していないと下記のような画面になります。
Amazon EchoとeRemote miniの連携
LinkJapanスキルの追加
ここまでの設定が完了したら、Amazon Alexaアプリ側でeRemote miniのメーカーであるLinkJapanのスキルを追加し、ログインします。
eRemote mini(照明)の追加
スキルを追加したら、端末を追加するためデバイスを検出します。今登録している「照明」が検出されるので、登録されます。
スマートホームスキルの有効化
最初だけ下記の画面だ出て、スマートホームスキルの有効化が聞かれると思うので、有効にしましょう。
eHome側での家電追加(エアコンとテレビ)
照明が追加できたら、eHomeアプリ側でエアコンやテレビも追加していきましょう。下記の画面では照明としてテレビを登録しています。
照明として登録して名前をテレビに変えましょう。必ず、【eHomeアプリ側で追加→Alexaアプリ側で追加】を家電1つずつで実施しましょう。
なぜ、そんな面倒なことをするのかというと、Alexaアプリ側では1つずつしか認識できないため、eHomeアプリで一気に2つ登録しても認識できないのです。
Amazon Alexaアプリ側での登録
eHome側で1つの家電が追加されたら、Alexaアプリ側でデバイスを検出して家電を追加します。
照明として登録しているため、テレビを追加しても明るさの初期値が聞かれますが、関係ないので50%のままで大丈夫です。
定型アクションを設定
ここまででAmazon EchoとeRemote miniの連携は完了しているので、「アレクサ、テレビをつけて」と言えばテレビがつきます。(eRemote miniの設置場所をすべての家電に赤外線が送れるようにしてください。)
ただ、せっかくなので定型アクションを設定しましょう。定型アクションとは、「アレクサ、おはよう」などと言うと設定した複数のスキルを自動的に実行できる機能です。
Alexaアプリから定型アクションを選び、好きなフレーズを設定し、実行したいスキルを選ぶだけです。我が家では、下記の内容で登録しています。
- アレクサ、おはよう:照明とエアコンON、天気予報、テレビON
- アレクサ、おやすみ(いってきます):すべての家電OFF
- アレクサ、ただいま:照明とエアコンとテレビON
以上で終わります。
皆さん、スマートスピーカーで近未来生活で時短生活を楽しみましょう!