こんにちは、守銭道(@shusendo_info)です。
今回は「投資信託(とうししんたく)」について、分かりやすく解説します。


投資信託はNISAやつみたてNISAとも繋がりが深く、投資初心者にとって手が出しやすい仕組みです。
まず、投資信託という言葉を聞いたことがありますか?省略して「投信(とうしん)」と呼ばれることもあります。
周りで聞いたことがない人、テレビの金融系ニュースでしか聞いたことがない人にとっては馴染みがなくて分かりにくいですよね。
このブログを読んで、少しでも身近に感じてもらって少額でも買ってみると新しい道が開けると思います。
目次
投資信託は「プロに任せる」こと
投資信託を簡単に書くと、「お金のプロにお金の運用を任せる」ことです。
投資というと株取引等の日々運用するイメージを持たれると思います。
日々の生活が忙しいと「投資なんて無理!」と諦めてしまいますよね。
投資信託は、投資信託を買った人の代わりに、投資のプロが株や債権等を売り買いして資産運用してくれます。
お金の運用が分からないなら、プロに任せてしまおう!というのが投資信託です。
皆さん、虫歯になったら歯医者さんに行くし、骨折したら病院に行きますよね。
お金も同じようにプロにお任せしましょう。
ただ、なぜか日本では投資信託を含めて、投資は怖いもの、危ないものと思い、お金のことを知らないのに「自分で勝手に判断して、何も考えずに銀行に貯金する」人が多いのが現状です。
自分で勉強する、それが嫌ならプロに任せましょう。
投資信託に必要なコスト
続いて、投資信託に必要なコストを説明します。
投資信託は大きく分けると3つのコストが掛かります。それは、【買う時】【運用時】【売る時】に必要になります。
それぞれ分けて説明しますが、買う場所や買う投資信託によっては必要ない場合もあります。
いずれも手数料としては少ないですが、積み重なるとバカにできないコストなので、しっかりと理解し、可能な限りコストを下げましょう。
買う時:購入時手数料
投資信託を購入する時だけ発生する手数料です。
投資信託を販売している銀行や証券会社等に対して支払うお金です。
後の章で説明しますが、購入時手数料は馬鹿にできないコストであり、買う場所を選べば支払う必要がないお金です。
この購入時手数料が掛からない投資信託は<ノーロード>という記載があるので、可能な限り<ノーロード>の投資信託を選びましょう。
運用時:運用管理費(信託報酬)
お金のプロに運用をお願いするので、当然必要となるプロに支払う手数料です。
ただ、この運用管理費は購入する投資信託によってかなり変わるので、購入時にはしっかり確認しておきましょう。
運用している間は払い続けるコストなので、安い方が当然資産も増えやすくなります。
運用管理費が高ければ運用成績が良いというものではないので、安易に運用管理費が高い投資信託を選ばないようにしましょう。
売る時:信託財産留保額
これは投資信託によって、支払う必要があったり、なかったりするお金です。
そもそも投資信託は長い時間を掛けて資産を増やすための仕組みです。
みんなでお金を出し合って資産を増やすものなので、この信託財産留保額は「私はここで資産を引き出します、全体の資産額が減ってしまってごめんなさい。僅かですが、お金を渡します。」というお金です。
「そんなお金は取られない投資信託の方が良いのでは?」と思いますが、色んな考えがあり、これが取られない投資信託は売り買いを頻繁にする人が増えるということもあります。
ただ、最近は取られない投資信託の方が多いです。
投資信託をネット証券で買う理由
投資信託のメリット、必要なコストを理解したので、実際に投資信託を買ってみましょう。
ネット証券以外をオススメしない理由
でも、間違っても家の近くにある郵便局(ゆうちょ銀行)や銀行(地銀やメガバンク)の窓口で買わないで下さい。
窓口に行って「投資信託を買いたいので教えて下さい」と言えば、親切に色んな投資信託を紹介してくれると思います、購入時手数料が高い投資信託ばかりを。
投資信託は大きく分けると、販売会社(銀行や証券会社等)と運用会社の2つに分かれます。
販売会社、特に銀行や郵便局は販売した時しか手数料収入が入らないので、当然購入時手数料が高い投資信託を紹介します。
投資信託の中身はどうでも良いので、まだ運用成績の良い投資信託なら良いですが、運用成績も悪い投資信託であれば、手数料も取られて資産も増えず悲惨な結果になります。
これを裏付けるように、2018年6月に金融庁が発表したデータでは「投資信託を買った半数が資産を減らしている」というショッキングな話題になりました。
ただ、注目して欲しいのはこのデータでは「主要な銀行や地銀で投信信託を買った人」が対象だったのです。
ネット証券をオススメする理由
では、どこで投資信託を買うべきなのか。
私がオススメしているのは、ネット証券です。
ネット証券は銀行等と違って窓口がないため、無理に購入時手数料が高い投資信託を売る必要がありません。
逆に購入時手数料が掛からないノーロードの投資信託が豊富に揃っています。
面白いのが、銀行でもネット証券でも全く同じ投資信託が売られていることがありますが、買う場所が違うだけで手数料が違うのです。
オススメのネット証券
具体的にオススメしているのは、投資信託の数や手数料の安さから「SBI証券」と「楽天証券」です。
これらはネットバンク(ネット銀行)と連携させることで、さらに使いやすくなるので、合わせて住信SBIネット銀行や楽天銀行も開設することをオススメします。
ネットバンクについては↓の記事を参考にして下さい。
ちなみに、我が家はSBI証券も楽天証券も開設していて、メインはSBI証券で、楽天証券では主に楽天ポイントで投資信託を買っています。
楽天ポイントで投資信託を買う方法は↓の記事を参考にして下さい。
投資信託でさらに得する仕組み
投資信託の買い方まで紹介しましたが、さらにお得に買う方法を紹介します。
つみたてNISA
まずは「つみたてNISA」です。
↓の記事でも紹介しましたが、通常は投資信託の利益に対して約20%が税金として取られるのですが、つみたてNISAの枠内であれば全く取られません。
まずは、つみたてNISAで投資信託デビューすることをオススメします。
枠(年間40万円)を超えるのであれば、通常の購入をはじめましょう。
購入の仕方も簡単で、口座を開設し、投資信託の購入時につみたてNISAを選ぶだけです。
確定拠出年金
続いて「確定拠出年金」です。会社員で企業型確定拠出年金が利用できる人はそちらを使い、自営業の方等は個人型確定拠出年金(iDeCo)を使いましょう。
詳しい説明は↓の記事でも紹介していますが、確定拠出年金で投資信託を買うと節税になるので、投資でお金が増えて、さらに節税にもなります。
ただし、確定拠出年金は60歳まで引き出せないので、よく考えて利用しましょう。
以上で投資信託の解説記事を終わります。
まずは少額(100円~)から買ってみるも良し、楽天ポイントで買ってみるも良し、まずは投資生活をスタートして「投資でお金が増える」ことを体感して下さい。