こんにちは、守銭道(@shusendo_info)です。
↓の記事で我が家が契約している医療保険を紹介しましたが、今回は別途契約している「がん保険(ガン保険)」を紹介します。


また、「がん保険は必要か?」「最新のがんの治療方法」等についても紹介します。
目次
2人に1人はがんになる時代
テレビCM等でよく聞く「2人に1人はがんになる時代」というキーワードは聞いたことがあると思います。
これだけ聞くと、「そんなにがんになるのであれば、がん保険に入っておいた方が安心かな」と考えますよね。
でも、これはある意味正しくて、ある意味想像している内容とは異なります。あくまでも2人に1人が【死ぬまでに】がんになるという意味です。
実は60歳までにがんになる確率は極めて低く、60歳を過ぎると少しずつがんになる可能性が増えてきます。
「2人に1人はがんになる時代」と言っているのは60歳以上にがんになった人も含めた数なのです。
証拠としては国立がん研究センターが2017年12月に発表した統計データでは、男女とも現在30歳の人が60歳までにがんになる可能性はたった2%です。
つまり若い時にがんになる可能性は極めて低いのです。
「がん(癌)」って何?
そもそも、がんとは何か理解していますか?簡単にがんと言っても、実はがんは風邪等のように原因が限定された病気ではありません。
我々の身体の中の細胞は何らかの異常で増殖してしまうことがあります。
その増殖した細胞の中で、生命を脅かすものを「がん」や「悪性新生物(悪性腫瘍)」と呼んでいるだけです。
がんが厄介なのは、若い内に発症してしまうと増殖も早く、死に至る可能性が高いところです。
ただ、高齢になって発症したがんは進行も遅いため、治療せずがんと共に生きる人も多いですね。
最新のがん治療方法
一般的な治療方法としては、薬物療法や放射線治療があります。
薬物療法は副作用があるものが多く、また効果も薄いのが実状です。
また、放射線治療も放射線を照射してがん細胞を破壊するのですが、その際に正常な細胞も壊してしまうのが課題です。
でも、この放射線治療の中でも「重粒子線治療(重粒子がん治療)」が注目されています。
これは、正常な細胞は壊さず、がん細胞のみを破壊する治療方法です。
良いことだらけですが、一点問題があり、まだ公的保険の対象にはなっておらず、先進医療となります。
つまり、先進医療特約がある保険等に入っていない場合は、全額自己負担となります。その金額はおよそ300万円です。
なかなかの金額ですよね、でも自分や家族ががんになれば助かりたいのが人間で、家を売ってまで治療する人がいるのも事実です。
次の項目ではそもそも公的保険や先進医療とは何か?さらに自由診療とは何かを説明します。
保険や治療の範囲
先進医療特約がある保険に入っている人でも、実は先進医療が何か?を理解していない人もいるのではないでしょうか。
簡単にそれぞれの違いを説明します。
- 公的保険:国が認めた治療方法であり、ほとんどの人は3割程度の自己負担で治療を受けることができます。また、一定額を超える場合は高額療養費制度も使えるので、高額になることがありません。
- 先進医療:公的保険には認められていないが、厚生労働大臣が認めた治療方法を指します。技術料については、公的保険の対象外なので全額自己負担となるため、治療費が高くなります。
- 自由診療:先進医療としても認められていない治療方法で、先進医療よりも新しい治療方法もあります。当然、すべての治療費は全額自己負担となります。
自由診療まで治療できるがん保険
我が家のがんに対する考え方は「高齢になった時のがんは良いが、若い内にがんになったら全力で治療したい!」です。
そこで色んな保険を検討し、入っているのがSBI損保のがん保険です。
若い内だけカバーできれば良いので定期更新型(5年単位)で、夫婦で毎月1,130円(夫560円、妻570円)です。
こんなに格安のがん保険ですが、以下に示す通り、先進医療から自由診療まで保障されます。まさに全力でがんを治すために使える保険です。
ちなみに5年後の更新もそこまで値段は上がりませんし、いずれは解約する保険なので更新型で問題ありません。
ちなみに通常の医療保険(終身型)で先進医療特約だけは絶対に外さずに残す予定です。
- がんの入院費、治療費(先進医療や自由診療を含む)は無制限
- がんの通院費は最大で1,000万円まで
後、この保険は年末調整時の控除対象(生命保険料控除証明書(介護医療用))にもなるので控除枠が余っている人は使えます。
保険に入るのに検診は受けない?
余談として、周りで高いがん保険に入っているのに、がんの特定検診を受けなかったり、人間ドックすら受けない人がいます。
がん保険に入っていても、がんにならない訳ではありません。
定期的に検診を受けて、早期にがんを見つけて早めに治療しましょう。
胃がんの原因、ピロリ菌を調べる
さらに余談ですが、がんになる前にがんの原因を消しておく方法もあります。
例えば、がんの中でも3番目に多い「胃がん」ですが、胃がんの原因の99%はピロリ菌です。そのピロリ菌は日本人の2人に1人は保有しています。
まずはピロリ菌がいるかどうかだけでも調べてみませんか。
専用キットを使えば自宅で簡単に調べることもできます。詳細は↓の記事を参考にして下さい。