こんにちは、守銭道(@shusendo_info)です。
今回は唯一の借金だった奨学金を繰上返還(繰り上げ返済)で早期完済(一括返済)したら5万円の報奨金をもらえた話を紹介します。


目次
奨学金(日本学生支援機構)の報奨金
報奨金とは?
我が家の奨学金(夫側)は無利子だったので、急いで繰上げ返済する予定はなかったのですが、毎月数万円を支払い続けるのが嫌で繰上げ返済しました。
すると思いがけず報奨金をもらえました。そもそも報奨金とは無利子で借りていたが一括返済で繰上げて完済した場合にご褒美としてもらえるお金です。
報奨金がもらえる条件
下記条件に全て該当する方が報奨金をもらえます。報奨金をもらえる人は頑張って繰上げ返済してみてはいかがでしょうか?
- 日本学生支援機構の奨学生だった人
- 第一種奨学金(無利子)を借りた人
- 2004年度(平成16年度)までに貸与開始した人
- 最終割賦金の返還期日の4年以上前に一括返済した人
②の無利子の条件に該当する人は「無利子だから焦って返す必要はない」と思っている人も多いのではないでしょうか?
我が家も同じ考えでしたが、報奨金をもらえるなら、検討の価値があります。
有利子の人は対象外ですが、そもそも有利子であれば利子を取られているので早期に返した方が得です。
また、③の「2004年度までに貸与開始した人」というのは、2004年度時点で大学入学して奨学金の貸与がはじまった人ということです。
それ以降に貸与開始した人は残念ながら対象外となります。我が家は滑り込みセーフで2004年度から貸与されていたので報奨金の対象でした。
報奨金の金額
報奨金の金額は貸与が開始された年度によって異なります。
条件は以下の通りです。本当は2000年度以降の人は5%の報奨金がもらえるのですが、条件が返還開始から7年以内に返還した場合で、それ以降は3%になってしまいます。
つまり、現時点で返還完了していない人は3%ということになります。(返還期限を猶予されている場合はその期間は含まれないので、猶予したことがある方は5%の可能性が残っています)
- 1999年度(平成11年度)以前に貸与開始した人:10%
- 2000年度(平成12年度)~2004年度(平成16年度)に貸与開始した人:3%
また、大学院等に進学し、大学院でも奨学金を貸与された方で大学院に入ったのが2005年度以降であれば、大学院の分は報奨金の対象外となります。
我が家がコレに該当しており、学部時代の報奨金はもらえましたが、大学院の分はもらえませんでした。
ちなみに我が家が約5万円をもらえた計算式は次の通りです。3%は貸与総額ではなく、残金に対して掛かります。
学部時代の奨学金の残金(164万円)×3%=4.9万円
報奨金をもらう手順
繰上返還の申請
繰上返還の申請は「Web(スカラネット・パーソナル)」「郵送」「FAX」「電話」の4つがあります。
我が家はWebから申請しましたが、慎重に確認しながらでも30分程度で終わりました。詳しくは日本学生支援機構のページを参考にして下さい。
繰上返還(残金の支払い)
返還の時期は申請方法や申請タイミングよって異なります。
例えば、Webから申請して月の中旬までに申請すると当月の支払い日(27日)に、従来の支払い口座から一括で残金分が引き落とされます。
我が家は約164万円が引き落としされました。
返還完了証の到着
下のような返還完了証がハガキで届きます。隠している箇所には、名前、奨学生番号、学校名が記載されています。
また、学部と大学院で2つ借りていた場合は2つのハガキが届きます。
そして、写真には写していませんが、ハガキの左側には返還が完了した旨、貸与額と返還額が記載されています。

振替払出証書の到着
返還完了証の到着から20日で振替払出証書が届きました。薄緑色の小さい封筒に入っていて、差出元はゆうちょ銀行の東京貯金事務センターでした。

封筒の中には下記の振替払出証書が入っていました。届いてから約6ヶ月以内に郵便局に行って、お金を受け取らないといけないです。
郵便局でお金の受け取り
振替払出証書を受け取ったら、振替払出証書の左下にある欄に住所、名前を記載し、印鑑を押印します。後はゆうちょ銀行の窓口に提出すればお金を受け取れます。
【参考】申請~お金を受け取るまでの期間
期間が気になる方もいると思いますので、繰上返還の申請からお金を受け取るまでの期間を記載しておきます。
あくまで我が家の場合なので、時期やタイミングによってはズレる可能性もあると思います。
- 繰上返還の申請:~2018年6月中旬
- 繰上返還(支払い):2018年6月27日(水)(通常通りの銀行引き落とし)
- 返還完了証の到着:2018年8月2日(木)
- 振替払出証書の到着:2018年8月22日(水)
- 郵便局でお金の受け取り:2018年8月23日(木)(受け取りに行く日次第)
まとめ
以上で奨学金の繰上返還の話を終わります。
奨学金を返し終わると、それまで毎月支払っていた数万円のお金が浮きます。
それまでそのお金がなくても生活できているので、生活レベルを上げるのではなく、自己投資や投資でお金を増やすことをオススメします。
特につみたてNISAでコツコツと増やすことをオススメしています。
「つみたてNISAって何?」という方は↓の記事を参考にしてください。
我が家はつみたてNISAをベースに子どもの学費を貯める予定です、詳細は↓の記事にまとめているので参考にしてください。