こんにちは、守銭道(@shusendo_info)です。
今回は「ロボアドバイザー(以降、ロボアド)」について分かりやすく解説します。


投資方法のまとめ
まずロボアドを説明する前に、投資方法と購入方法について整理したいと思います。
これまで「NISA」「投資信託」「確定拠出年金」について↓の解説記事を書きました。
それぞれ3つの関係性を簡単に表すと下記になります。
投資信託は投資の方法であり、NISAや確定拠出年金は投資信託等をよりお得に購入できる方法です。
- 投資の方法
- 株
- 債権
- 金
- 投資信託
- 投資信託の購入方法
- 通常購入
- NISA
- 確定拠出年金
ロボアド
概要
今回解説するロボアドは簡単に説明すると、複数の投資商品を自動的に購入できる方法です。
ロボアドにお金を入金し、リスクの許容度を決めると「株」や「投資信託」「金」「不動産」等を自動的に売買して資産運用してくれます。
種類
ロボアドは大きく分けて2つの種類があります。
実は概要で説明したロボアドはその中の「運用型」の説明になります。
ブログやSNSで話題になっているロボアドは運用型が多いですね。
各種類の説明は下記の通りです。
- アドバイス型:各証券会社がサービスとして提供することが多く、いくつか質問に答えると「どの投信がオススメか」を教えてくれます。あくまで教えるだけで、購入や売却は利用者自身が行うことになります。
- 運用型:概要でも説明した通り、方針(リスク等)を決めると自動的に投資商品の購入、売却を行います。利用者は方針決定、入金のみを行うことになります。
利用手順
各社が提供するロボアドの中からロボアドを選んだ後は、下記手順で利用します(運用型の場合)。
運用がはじまると基本的に利用者は何もしません。
アプリ等で定期的に資産状況を見る程度です。後は、利用したい時に引き出すだけです。
- ロボアドのサービス登録
- 方針決定(リスク許容度等)
- 入金(随時または毎月[自動])
- 購入[自動]
- 運用[自動]
- 売却[自動]
- 引き出し
手数料
ロボアド(運用型)の手数料は運用資産額の0.5%~1%(年率)程度に設定されています。
運用資産額が増えると手数料が減ることが多いです。
正直、現段階(2018年8月時点)のロボアドの手数料は安くないです。
一般の人(少額の運用資産額)であれば手数料は1%であることが多く、年率1%の手数料というのはかなり割高です。
ですが、お金や投資のことを何も分からない人が取っ掛かりとして利用するには良いと考えています。
ロボアドを始めるタイミング
まずはロボアドで投資をはじめて、その中で取引されている株や投資信託、金等も個別で買ってみるという流れも良いと思います。
ですが、税制優遇や手数料を考慮したオススメの投資順序は下記の通りです。
ロボアドは最優先の投資方法ではありません。
- 確定拠出年金
- つみたてNISA
- ロボアド
- 株、金等
節税効果の高い「確定拠出年金(企業型、個人型[iDeCo])」を行い、その上限額まで拠出したら「つみたてNISA」で投資し、年間40万円の枠を使い切ったら、ようやくロボアドを始めたり、その他の投資をはじめましょう。
我が家も確定拠出年金(企業型)は上限まで拠出していますし、来年からつみたてNISAを始める予定です(今年までは通常NISA)。
ちなみに息子の学費はつみたてNISAとロボアドで貯める予定ですので、興味がある方は↓の記事を参考にしてください。
オススメのロボアド
個人的にオススメするロボアドは下記の3つです。
我が家が使っているのは、ウェルスナビとテオです。
ウェルスナビは大学費用の一部、テオは高校費用として毎月入金、運用しています。
特にウェルスナビについては、自動税金最適化機能等もあるのでオススメです。
各サービスについては別途個別に記事にする予定です。
ただし、前章にも書きましたが、ロボアドは最優先ですべき投資方法ではないので、まずは税制優遇がある確定拠出年金、つみたてNISAをオススメします。
それらの枠を使い切ってからロボアドの投資額を増やしましょう。
- WealthNavi(ウェルスナビ):ウェルスナビが提供する運用型のロボアド、住信SBIネット銀行等と連携したサービスも提供しています。自動税金最適化機能等の他サービスには機能があります。
- THEO(テオ):お金のデザインが提供する運用型のロボアド、ウェルスナビと同様に住信SBIネット銀行等と連携したサービスも提供しています。
- 楽ラップ:楽天証券が提供する運用型のロボアド。