こんにちは、
非課税制度や仕組みを使い倒している守銭道(@shusendo_info)です。
今回は↓で紹介した「投資に関するお得な非課税制度や仕組み」の【選び方】を解説します。


目次
事前準備
いきなりフローチャートでも良いのですが、↓の情報が準備できていない人は投資の軸がブレてしまうので先に準備しましょう。
総資産と生活防衛資金の把握
まずは家族の資産を把握しましょう。
銀行口座や証券口座の残高、万が一に使える生活防衛資金はいくらあるのか等を把握しましょう。
貯金や生活防衛資金が少ない場合、投資の前に生活防衛資金を貯めましょう。
総資産の把握はマネーフォワードというサービスがオススメです。
アプリで銀行や証券等の残高管理ができて、10個まで無料で使えます。
我が家は有料版で大量の口座やサービスを管理しています、詳しくは↓の記事でまとめています。
退職金や利用できる制度の把握
次に自分や配偶者の「もらえる退職金」や「利用できる制度(企業型確定拠出年金があるのか?等)」を把握しましょう。
もらえる退職金を概算でも良いので把握できていないと「老後資金の目標額」が定まりません。
会社の大先輩に聞いたり、人事・総務に確認しましょう。
また、企業型確定拠出年金やマッチング拠出の有無を把握できていないとフローチャートで判断できなくなります。
言葉の意味や有無が分からない人は↓の記事で判断して下さい。
投資目的と目標額の決定
次に投資の目的と目標額、期限を決めましょう。
目的は↓の3つの分類で目標額と期限を決めて下さい。
(必要がない目的は「なし」)
- 老後資金
- 教育費
- その他(住宅購入、医療費、旅行代等)
各目的は小分け、かつ具体的に決めて下さい。
例えば教育費なら↓の感じです。
- 高校費用:300万円(2032年2月)
- 大学費用:1,000万円(2034年12月)
毎月の投資額を決定
最後に↑で決めた投資の目的毎に【毎月の投資額】を決めましょう!
投資目的に優先順位を付けて、↓の例の様に投資額を割り振って下さい。
- 老後資金【毎月2万円】
- 教育費
- 高校費用【毎月1.5万円】
- 大学費用【毎月5万円】
- 住宅購入【毎月2万円】
投資で日々の生活が苦しくなるのは本末転倒なので、無理のない金額を設定しましょう。
「そんなこと言ってたら投資できるお金なんてない!」という方は↓の記事を参考に、まずは固定費を削減しましょう。
非課税制度と仕組みの選び方
事前準備が終わったら、フローチャートであなたにピッタリな非課税制度と仕組みを選びましょう!


フローチャート
フローチャートは【老後資金】【教育費】【その他】の3つに分けているので、各目的に合わせて実施して下さい。
フローチャートは優先順位の高い投資目的から実施して下さい。
また、フローチャートは個人毎なので夫婦なら夫婦それぞれで実施して下さい。
左上の枠からスタートして優先順位の高い順に非課税制度や仕組みを通るようになっています。
【老後資金】
【教育費】
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【その他】
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つみたてNISAと楽天カード経由の投信購入の考え方
フローチャートで度々聞かれる「つみたてNISA(年間40万円[月間約3.3万円]/人)」と「楽天カード経由の投信購入(月間5万円/人)」の枠について補足します。
各枠は1人あたり毎月の上限額があるので、その枠を優先度の高い制度や仕組みから埋めていきます。
夫婦なら2倍使えますし、ジュニアNISA(年間80万円)は子供の数だけ使えます。
オススメの使い方は、「つみたてNISA」や「楽天カード経由の投信購入」の購入する投信の銘柄毎に目的を分ける方法です。
↓に我が家の利用例を紹介するので参考にして下さい。
- つみたてNISA
- 夫側(楽天証券:楽天カード経由)
- 銘柄3つ:2.33万円(教育費[大学費用])
- 銘柄2つ:1万円(その他[住宅購入費用])
- 妻側(SBI証券)
- 銘柄2つ:1万円(教育費[大学費用])
- 銘柄4つ:2.33万円(その他[住宅購入費用])
- 夫側(楽天証券:楽天カード経由)
- 楽天カード経由の投信購入
- 夫側(つみたてNISAの3.33万円を除く)
- 銘柄2つ:1.5万円(教育費[高校費用])
- 銘柄1つ:0.16万円(その他[医療費用])
- 妻側
- 銘柄3つ:1.5万円(教育費[大学費用])
- 銘柄1つ:0.5万円(その他[住宅購入費用])
- 銘柄1つ:0.3万円(その他[医療費用])
- 夫側(つみたてNISAの3.33万円を除く)
楽天カード経由の投信購入と楽天ポイントの利用はセット
フローチャートでは「楽天カード経由の投信購入」と「楽天ポイントを利用した投信購入」をセットにしています。
理由は楽天カード経由の投信購入をすれば1%の楽天ポイントがもらえるので、それを使って投信購入すれば追加資金なしで始められるからです。
非課税制度と仕組みの組合せモデル
3つの家族パターンで組合せモデルを作ったので参考にして下さい。
3人家族(会社員の夫、扶養内のパート主婦、保育園児)
さらに投資余力があれば妻側にSBIネオモバイル証券を追加しても良いですが、年間110万円以上を妻側の口座に入金すると贈与税の対象になるので注意しましょう。
4人家族(共働き夫婦、小学生、保育園児)
子供2人だとジュニアNISAで年間160万円利用できますが、優先順位はつみたてNISAより低いので枠を使い切る必要はないです。
60代夫婦(仕事は引退、子供は成人済み or いない)
60歳を超えると確定拠出年金は利用できないので、メインはつみたてNISAで余力があれば楽天カードやSBIネオモバイル証券も追加しましょう。